2011年9月5日-夜明け市場、店長会議(第一回目)
福島県いわき市、いわき駅前の復興屋台村、「夜明け市場」。
出店を決めた店長さんと、夜明け市場事務局とで会議を行いました。
事務局から、「このように運営したいと考えている」と、夜明け市場運営に関する考えをご提案し、それについて意見をいただいたいたり、全員で決定していくという流れで行いました。
第一回目に参加されたのは、3名の店長です。
●脱サラして田町で飲食店をオープンし、
1年たたずに震災で建物が全壊になった方。
●久ノ浜でいわき産素材中心の割烹料理を3年ほど営業し、震災で一切が流されてしまった方。
●いわきを復興したいという強い志で、現在勤めている飲食店から、希望を出して夜明け市場に新規出店してくださる方。
3人とも、ゼロからのスタートになります。
「市場からの仕入れなんてしたことがないので、不安はある」
「ロケーションが変わることで客層も違うだろうから、今までと同じでどこまでやれるか不安がある」
「レシピが全て流されてしまったので、ゼロからやりなおし。レシピがないという不安はある」など、不安が語られる場面もありました。
でも、店長さん同士が、同じ志をもつものとして、「全てラッキーだと考えていこうよ」と励まし合う仲になられていて、仲間がいることの強さを感じました。
また、夜明け市場では、売上の5%を販売促進などの費用としていただきますが、その費用を使ってどのような集客強化を行っていくのか、具体的な話をさせていただきました。
店長さんから「一人ではそのような企画は思いつきもしなかった。事務局が夜明け市場に集客してくれるなら、僕らはお客さんをリピート化することだけに集中して考えられる」という嬉しい意見をいただきました。(^^)
コアタイム(必ず営業する時間)は18:00~21:00、定休日は日曜日など、細かいことも決まりました。
読売新聞、朝日新聞、福島テレビ、福島中央テレビ はじめ、多くのメディアの方に、狭い夜明け市場事務所(六畳一間です)にお越しいただき、わたし小野は部屋に入れず、外から聞き耳を立てて聞いていましたが、とても良い会議だったと自負しています。
何が良かったかというと、出店者の方々の話をたくさん聞けたこと。
融資を受けるなどで、店長さんたちもバタバタしていて、ようやく3人とも少し時間ができたということで、新しく出店されるお店について、決意や意気込みなど、さまざまなことをお聞かせいただきました。
※随時、インタビューとしてアップしていきますね。
じっくりお話を聞くと、そのお店の持つ良さが次第に見えてきます。
たいがいは、店長さんが当たり前だと思われていて、
話にもでてこないところに、意外な強みがあります。
今日も、お話の中から、「そのお店らしさ」をいくつも発見し、
それらをどう見せていこうか、わたしたちも、ワクワクしています。
明日からいよいよ、夜明け市場は解体&工事に入ります。
オープンをお楽しみに。面白いお店が揃いそうです(^^)(おの)
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