福島県いわき市、復興飲食店街の夜明け市場は、
セカンドオープンとして新たに3店舗が開店。
合計5店舗となりました。
順次開店する方が増えていきますので、お楽しみに。
セカンドオープンは、
みんなにとって、大変な一歩だったと思います。
舞台裏を紹介します。
原発事故による避難区域・富岡町からこられた高野さんのお店、
仲間と一緒にすべて自作です。
このスナックはもともと真っピンクで(^_^;) こんなところ使えるのかなぁ~って 思っていたくらいですが、すごい変わりようです。
夜明け市場自体、ふるい建物ですから、まっすぐ板をはってもゆがんでいきます。
ドアをまっすぐに閉めるために、支える木を逆に斜めに張り合わせたり、多くの苦労の末できあがっています。
高野さんは以前、富岡町で無国籍ダイニング「KOOKAI」の店長をされていましたが、 今回は炭火串焼のお店で再挑戦。
お客さまを本当に大切にされてきた高野さんを応援する方も多く、
日々いろいろな方が手伝いに来られています。
なんと、オープン当日まで店を作っていました。
新しい門出が、素敵なものになるよう、
私たちもがんばります。
ちなみに、高野さんちのネコちゃんです。
避難する中で拾ってきた子だそうです。かわいい(>_<)
こちらは、東京から起業して出店される
「フルーツビールの店gohoubi」です。
オーナーの幸本さんと店長を務める予定の山越さんは、
これからお店をる人のヒントになればと
建築の知識や経験もない中、最小限のコストで
お店作りにチャレンジしています。
もちろん、連日連夜の泊まり込みで・・・。
写真はまだ、作りかけの時のものです。
セカンドオープン当日も、まだもう少しで完成…☆という段階でした。
幸本さんは、とても正義感が強く、ロマンチストで。
工事を進めながら、
このお店がこんな風になったらいいなとイメージしながら、
それを仲間と共有しながら、ひとつひとつ進めていました。
みんな、初めて店づくりに取り組む方々なので、
木の長さが足りなくて貼り合わせたり…
しながら、愛着あるお店ができあがっています。
幸本さんの活動は、多くの方が支援されています。
お店で使っている物も、
いろいろな方から捨てる予定だったものをいただいたりと
発想があれば、
ゴミじゃなく使えるものになるということを実感できるお店です。
店づくりが間に合わず、事務局スタッフもペルプして、なんとかここまで作り上げました。
ここで、素敵なお客さまとの出会いがたくさんありますように☆
久之浜から来られた北郷さんのお店、
とてもできあがりの写真を撮ってる余裕がありませんでした。
何度も工事が伸び、12月2日のオープン当日は12名の予約があり、そこだけは絶対死守しないといけない中、また延びるという話が持ち上がり…
当日は事務局スタッフも厨房に入って、食器類の整備など手伝いました。
北郷さんは、仕込みが少なくて済むメニューに予め変更されていたようで、なんとか間に合いオープン。
今度、改めてお店の紹介をさせていただきます。
いろんな方のご協力・ご支援によってオープンした夜明け市場。
オープン当日は、
東京から駆けつけてくださった方や、
ボランティアでペンキ塗りを手伝ってくださった方や、
もちろん、地元いわきの方々も。
本当にありがとうございました。
最後に、とっても嬉しかったことがあります。
夜明け市場ができた『白銀小路』には、開業時の40年以上前からスナックのママを続けている方が7人いて、オープニングセレモニーにそのうちの3名が参加してくださったんです。
既存店の皆さんは、当初、夜明け市場ができることに戸惑っていましたが、コツコツと関係を築き、今では「応援してるよ」と温かい目で見守ってくださっています。
同じ場所で、いい時も悪い時も、ずっとお店を続けていらっしゃった実力は、やっぱりすごいものだと感嘆しました。
そんなこんなで、夜明け市場の第二章がスタートです。
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